らっふぃのゼノンザードblog

ゼノンザードに関する考察・感想などを書きます。

【初心者向け】リスクとリターンの話

目次
1.挨拶
2.導入
3.リスクとは?
4.リターンとは?
5.良いプレイングって?
6.実際の盤面で解説
7.まとめ
 
挨拶
こんばんは、らっふぃです。
僕は青薔薇という初心者の方が情報共有を行うことを主目的としたグループを運営しているのですが、そこで最も多く寄せられる疑問が「フォースは割ったほうが良いのか?」というものです。
今回は、そんな疑問を解消する回です。
 
導入
僕のブログを読んでくださって方の中には
アドバンテージの概念はわかった。でも、正解のプレイがわかんないよ!」という人もいるんじゃないでしょうか。
今回はそんな方向けの解説になります。
リスクとリターンの関係をしっかり理解して、プレイングの正解を導けるようになりましょう。
 
リスクとは?
リスクとは危険のことですね。
TCG・DCGにおけるリスクとは、特定の行動を行なった際に相手から被害を受ける可能性のことです。
ゼノンザードにおいて最もわかりやすいのはフラッシュタイミングのマジックだと思います。
そして、これをしっかりと把握することをリスク管理と呼び、上級者ほどこのリスク管理がうまい傾向にあると言えます。
 
【例】
(黄1,無2)の3マナ:シグレ
(白2,無1)の3マナビームスマッシャー
(白3,黄3,無4)の10マナ:ビムスマ、リアクティブ、シグレ、チータイラ、カマイタチ、キマイラの旋風、リワインドウィンド、ガルガンチュア
 
このように相手のマナの数と色から撃たれる可能性のあるフラッシュを列挙できるようになることがリスク管理の基本です。
 
リターンとは?
リターンとは見返りのことですね。
TCG・DCGにおけるリターンとは、特定の行動を行なった時に何を得ることができるのか?という部分になります。
例えば、アタックが通ればライフ1点分のリターンを得ることができます。
相手をバトルで一方的に破壊できれば、カード1枚分のリターンを得ることができます。
リターンを得る=アドバンテージを獲得する
と言い換えても良いかもしれません。
 
良いプレイングって?
では、良いプレイとはなんでしょうか。
理想を言えば、良いプレイとはノーリスクハイリターンなプレイです。
リスクを背負わずに大きなリターンを取れるのであればそれが最良のプレイです。

しかし、多くの場面で多かれ少なかれリスクと向き合わなければなりません。
そのため、実際の対戦ではローリスクプチリターンのプレイや、ハイリスクハイリターンなプレイを選択していく必要がでてきます。

じゃあリスクとの向き合い方、選択の仕方は?という話ですが、最もわかりやすいのは「自分が優勢かどうか」です。
 
自分が優勢の時
せっかくの有利をわざわざ自分から崩す必要はありません。そのため、ローリスクプチリターンの行動(安定行動や丸い択と呼ばれる)を選択します。
 
自分が劣勢の時
プチリターンを繰り返していてもダラダラ相手のペースになるだけで勝てません。
そのため、ハイリスクハイリターンの行動を選択する必要があります。
もともと劣勢なので、通らなくて結果的に負けたとしてもそれは割り切りです。プレイとしては正解なのです。
 
実際に盤面を使って解説
 

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この盤面、僕は先スワロウプリーストと呼んでいます。
ここでのリスクリターンを考えます。
背負うリスクはキマイラの旋風のみです。
 
得られるリターンは
1.キマイラの旋風を打たれなかった場合:2点
2.キマイラの旋風を打たれた場合:1点と相手のハンド1枚
となります。

キマイラの旋風を打たれても1点を入れることができ、移動権によるマナブーストが滞ることもないです。特に(黄1,無2)となるため相手側はシグレケアの必要性がでてきます。
よって、キマイラの旋風を打たれても打たれなくてもこちらの有利に働くためリスクが限りなく低くリターンが大きい選択と言えます。
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次にこの盤面です。
ここで想定されるリスクはキマイラの旋風シグレチータイラです。
ただし色マナの都合上、複数飛んでくることはない場面になります。
よって、フルアタックでキマイラ破壊は確定しています。
キャサリンのテキスト起動を欲張るならツインテールキャットでフォースを破壊したいです。
攻撃の順番ごとに予想される展開が異なるため1つずつ解説します。
 
キャサリンからアタック:チータイラが出てきてキャサリンと相打ちされるのが最大の裏目です。スパイクもアタック不可となり、もっともパワーの高いキャサリンを失うかつキャサリンのテキストが発動できません
キャットからアタック:相手からチータイラ、シグレが出てきても奪命効果によって
相打ちにできます。しかし、キャサリンは発動できない かつ スパイクがアタックできなくなります
スパイクからアタック:相手がシグレ、チータイラによって一方的にスパイクを倒す場合、1アドを失います。しかし、キャサリン、キャットと続けて攻撃することでキャサリンの効果が発動し1ドローと1マナがついてくるため、おそらくこの盤面で最もリターンが高いです。
 
解説しましたが、そもそもキマイラを割ることにこだわらないのであればアタックなしの選択肢もあります。
キャサリンを握っているため、キャサリンだけ攻撃して相手のフラッシュの様子を見て行動を決めることもできます。
もっと言えばマナのスパイクを移動すれば盤面が増えてキャサリン・キャットから攻撃した場合でも元々いたスパイクで攻撃ができます。
 
ハンド的にも3マナあればよいと考えるか、このターンにマナを伸ばして次のターンに2枚出せるようにするかの選択肢があります。
このように、序盤から無数の選択肢がある中で正解を導くにはリスクと向き合いつつリターンを最大限得ることを目的にするとよいです。
キャサリン効果で5マナまで伸ばして次ターンハンドの3コストを2枚プレイできるかつ早期のキマイラ破壊を狙えるため、僕はスパイクからアタックを選択すると思います。
 
まとめ
今回はリスクとリターンの話でした。
わかりやすくフラッシュに絞って話をしましたが、ボードを取れている状態でもダスカースを出されないためにあえて盤面のミニオンを減らすサテライトビーム警戒で3コスト以下を並べすぎないなどもある種のリスク管理と言えます。
リスクとリターンの概念が理解できれば、フォースを破壊するかどうかもそれぞれのメリットデメリットからリスクリターンを考えて導くことができるでしょう。
また需要がありそうだったらフォースについての記事も書くかもしれません。
それではまた!